┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃松が丘助産院メールマガジン Vol.45 (2017/06/26) ┃発行者:松が丘助産院 宗 祥子 ┃https://matsugaoka-birth.com/ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。 今月のメルマガは、吉川が担当いたします。 私が松が丘に来たのは2009年。 途中出産や育休で抜けた時期もありますが、 ざっと松が丘歴8年になりました。 今では、一番の古株なんです・・・。 今月のメルマガは、お産体験記です。 松が丘助産院でお産みになった2名の方からの感想をご紹介します。 (一部省略編集させていただいた部分もあります。) ┼─ メニュー ──────────────────── │@ 助産院でのお産 │ 1)お一人目 Cさん │ 2)お二人目 Kさん │A 編集後記 ┼─────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ @ 助産院でのお産 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽───────────────── お一人目 Cさん 初めてのお産、アメリカ人、 昨年12月に3,032gの女の子を出産されました。 ─────────────────△ 【Cさんの感想】 宗さんに初めて会った瞬間、 わたしはきっとここで赤ちゃんを産むだろうと思いました。 初めて松が丘助産院を訪れたのは妊娠6週の見学会の時でしたが、 その時のわたしは日本語を全くしゃべることができず、 畳の上に上がる時にスリッパを脱ぐことすらも知らなかった アメリカンガールでした。 そんなアメリカ人と会ったばかりの宗さんに、 わたしが松が丘で産めるなんて確信はきっとなかったと思います。 しかし私たちの妊娠出産や食事、 健康についての考え方を話すにつれて、 お互いにこれは夢の出会いなのだと確信するようになりました。 わたしの希望はシンプルです。 出産に関わるすべてのプロセスを、 私自身が家にいる時のようにリラックスでき、 安全と感じられる場所で過ごすこと、 そしてお産も自然に任せ、 大好きな人たちに囲まれて、 自分のペースで進められることです。 このすべてが、松が丘助産院で娘を産んだ時に叶えられました。 一番驚いたのは、 食に関するわたしたちの考え方が非常に似ていることでした。 数年前に多膿疱性卵胞を診断されて以来、 ホルモンバランスを整えるために、穀類や小麦、乳製品、 精製された砂糖の摂取をかなり厳格に減らしました。 宗さんもわたしも、精製されていない食物を食べることが、 健康のためだけでなく、 特に妊娠中においてはとても大事であると考えています。 (なので、宗さんがクリーミークリスピードーナツを 食べるのを許してくれるのは期待できません!!!) いずれにせよ、産後松が丘に滞在している間、 わたしが食べられるように食事を変更していただけて とても嬉しかったです。 健診の時だけでなく、 わたしがトラブルに見舞われた時にも、 宗さんをはじめほかの助産師さんたちも心からの愛情で 献身的にケアをしてくださり、 わたしはとても感動しました。 予定日の数週間前、 わたしは突然尿路感染症に罹りました。 ひどい痛みを陣痛と勘違いして松が丘に駆け込んだ時、 宗さんは近所の病院に連れて行ってくれただけでなく、 通訳もしてくれ、 わたしが病院のベッドに横になるまでずっと付き添って くれました。 そして尿路感染に効く特別なお茶も持ってきてくれました。 最終的に松が丘助産院で7時間かけてお産をし、 その後の3日を過ごしました。 この松が丘での得がたい経験と新しく母になり感じた 強烈な愛情は一生忘れません。 もし東京で病院以外で出産をしたいのなら、 松が丘助産院を本当にお勧めします。 The first day I met Shoko So, founder and head midwife at Matsugaoka Josanin, I knew that my baby would be born at her birth house. At the start of my visit to an "open day" when I was only about 6 weeks pregnant, I had a slight feeling that So San wasn't totally convinced about this American girl who spoke no Japanese and could barely remember to take off her slippers before stepping into the tatami room.. but as we discussed our philosophies about pregnancy and birth, health and nutrition, we both could see that this was a match made in heaven. My vision was simple - to have an all-natural birth in a place where I felt safe, relaxed and at home. To be allowed to birth as nature intended, at my own pace, and surrounded by my loved ones. That is exactly the way I was able to experience the birth of my daughter at Matsugaoka Josanin. What surprised me most was how similar our views about nutrition were. Ever since I was diagnosed several years ago with Polycystic Ovarian Syndrome (PCOS), I eat a very strictly grain, gluten, dairy and refined sugar free diet to balance my hormones. We both believe that eating whole and unprocessed food is best for health in general, but especially in pregnancy. (So don't expect Shoko So's support for a daily run to Krispy Creme!) In any case, I was very pleased that they were able to customize my meals to fit my dietary needs during my stay after the birth. I was blown away by the genuine love and dedication that So San and her team showed me as a client, both during routine check ups and also when I was in trouble. A few weeks before my due date, I came down with a sudden kidney infection. After rushing to the birth house thinking that my severe pain could be labor, So San not only personally took me to a local hospital (which saved us a lot of money) but she translated for us during check in, helped us fill out all of the paperwork and stayed with me until I was up in my hospital bed. She even brought me special tea to help my kidneys heal. I labored at the birth house for seven hours and recovered there for three days, but the memory of that unique experience and the intense love that I felt as a new mother will last a lifetime. If you are looking for a non-hospital birth option in Tokyo, I highly recommend Matsugaoka Josanin. ▽───────────────── お二人目 Kさん 第2子のご出産(お一人目病院でご出産) 今年5月3,270g男の子を出産されました。 ─────────────────△ 【Kさんの感想】 育児をしながらの妊婦生活は思っていた以上に ストレス満載でした。 つわりで具合が悪くても好きな時に休めない。 気晴らしに好きな所へ出かけるのも難しい。 気がつけば「1人になりたい」「どこかにいなくなりたい」 「消えてしまいたい」そればかり考える毎日に… 当然ながらこの時期、出産のための体作りはやる気ゼロ。 正直に言います。 私、出産はなめてたつもりはありませんでしたが、 散歩はなめてました…。 なめてたと言うよりは楽しそうに思えなかったでしょうか。 ただ歩くだけ、 しかも早朝なんておしゃれなお店が開いているわけじゃない。 お茶できるほどの時間もない。 私にはもっと華やかな気晴らしが必要なのに! 苦行が増えるだけじゃん!ぐれてやる! とずっと思っていました。 でも宗さんに「1人産んでるからって出産をなめるな! ムシャクシャしたら足揉みなさい! 一人の時間は朝作りなさい!甘えるな!!!」 と喝をいれられた翌日からもうぐれている時間は ないんだと早く起きて歩くことに。 朝6:30頃に起きたと思うのですが、辛かった。 初日は散々でした。 でもその後、めげずに続けているうちに、 早起き&散歩がどんどん楽しくなっていきました。 ちょうど春に向けて暖かくなる時期だったのも ラッキーでした。 桜の花が日に日に開いていくのが楽しみだったり、 近所に遊歩道があるのも発見できたり、 ついでに来年娘を入れたいと思える幼稚園も見つけました。 思った以上に充実した時間を過ごせて驚きでした。 朝1時間必ず1人になれるということで心にも余裕が生まれ 娘と過ごす時間も楽しめるようになりました。 本当に散歩なめてました。 早起きした方が日中眠くならないこともわかりました。 あと根拠のない自信も湧いてきた気がします。 ある日の朝、おしるしのようなものが。 夕飯を食べ終わったあたりからあれちょっと お腹張ってると言う感じになりお風呂に入って様子を 見ていました。 寝ようかなぁと思うけど寝られない痛さに。 迷ったけれど経産婦と言うこともあり早めに 電話をしました。 日付が変わる頃出発し平田さんが出迎えてくださって入院。 診察の後はひたすら温め&学生さんたちも 加わってくださってのマッサージ。 その横でパジャマ姿で遊ぶ娘。 なんだか不思議な雰囲気…。 朝2時ごろ宗先生がいらしてくださる。 皆さんのマッサージが気持ちよく陣痛の合間に 寝られそうになりウトウト…。 家で堪えてたらこれ結構痛いんだろうなぁ… という不思議な感覚。 天然の和痛だ〜、 このままあまり痛くないまま産んじゃうのかな という甘い考えがよぎったが本当にそれは甘かった笑 外が白み始めた頃から痛みがまとまって強くなってくる。 何回かに1回これはきついという陣痛がき始める。 朝7時ごろ宗先生の診察。 まだ赤ちゃんが回ってなくて良い位置に来て欲しいから 整体の先生呼ぶわねとのこと。 そして宗先生によるお灸の乱れ打ち。 足首熱い!でもそれ以上に陣痛が死ぬほど痛い。 今度は天然の促進剤かーと悶える。 そこからは思い返せばあっという間。 まずバっと破水して頭がもりっと出て、 宗先生の「次の陣痛で出てきますよ!」 の言葉通り朝9時29分に出産! 自分で赤ちゃんをひろい上げて胸に抱き仰向けになる。 終ったー!という開放感と充実感。 出産中何も食べられなかったため急激にお腹が空いて、 念願松ヶ丘ご飯をもりもり食べて最高に幸せな ひとときでした。 ご飯本当においしいですね。 出産前は「あまり真面目な食事だと私どんどん すり減っちゃわないかなぁ。」なんて思ったりしましたが いい意味で裏切られました。 夜食のおにぎりも皆さんそれぞれ違って面白くて 美味しかったです。 これから家で作るご飯に10分の1でも松が丘ごはん要素を 取り入れられたらと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ A編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近の松が丘は、2015年10月に中野区の産後事業が始まって、 多くの中野区の方が当院を利用してくださっています。 ショートステイで入院をされる方、 デイステイで日帰り入院をされる方、 それをきっかけに当院のクラスや催し物に参加して くださる方が沢山いらっしゃいます。 出産直後から5ヶ月になる1日前までショートステイや デイステイを利用することができますが、 その時期を過ぎると松が丘に行っても良いのかな? と足が遠のいてしまうというお声も聞かれたりします。 実際に、 産後6ヶ月以降がしんどかったけど、 どうやって松が丘に行ったら良いのかわからなかった といって、卒乳のケアでいたした方もいらっしゃいました。 なんとなくしんどい、 誰かとお話ししたい、 心配なことがある、 ただ単に松が丘に行きたいなどなど… どんな方でも、 気兼ねなく来ていただける集まりもあるんです。 毎月第1.3水曜日の14:00-16:00に開催している 「マ・メールの会」です。 最近はママヨガに参加されたお母さんとお子さんが そのまま残っておしゃべりをしたり、 体重を測ったりしています。 この会、時間内ならいつ来てもいつ帰ってもいい会で、 何より無料の会なんですよ! 松が丘の助産師がお待ちしていますので、 お1人でも気兼ねなく来て頂けたら嬉しいです。 それから、松が丘ごはんが懐かしいな〜食べたいな〜 と思われる方もいらっしゃると思います。 実際それを理由に食の会や赤ちゃんごはんの会に 参加してくださる方もいらっしゃって、 嬉しいですね。 実は、「ミニ食の会」っていう会もあるんです。 毎月第4水曜日の11:45-13:30に開催される人数制限の ある月1限定のカフェみたいなものでしょうか。 料理スタッフの美味しいお料理を1600円で お楽しみいただけます。 こちらは予約制になっていますので、 お早めにご連絡下さいませ。 お子さんと一緒にご飯食べに行くのって、 初めてだとちょっと勇気がいりますよね。 ここなら、畳でゴロンとしたり遊んだりできますし、 騒がしくってもへっちゃらです!。 ぜひお子様もご一緒に来てくださいね。 なんだかクラスの宣伝のようになってきましたが…、 多くの人が松が丘を利用してくださって、 本当に嬉しいな〜と感じるこの頃です。 知人や友人に「松が丘良かったよ。」と 聞いて来て下さる方もいて、 益々嬉しいのです。 みなさんありがとうございます! 妊娠も出産もお産後の育児も、 その人それぞれの思いがあってとっても 貴重なお時間だと思います。 それに関わらせてもらうものの1人として責任の 大きさを感じますが、 ここに来てくださった方がホッとしたり、 元気になったり、 なにかに気づいたり、 勇気が出たり、 ゆっくり休んだり、 思い切ってはき出したりする事のお手伝いが できたら良いなと思っています。 1人では難しいと思えることにぜひ伴奏させて 頂けると嬉しいです。 それではまた来月のメルマガで。 -- 配信停止は下記フォームより、 上の行の「解除する」を選んで操作して下さい。 http://ur0.pw/uiae ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 松が丘助産院 院長 宗祥子 matsugaoka-j@par.odn.ne.jp https://matsugaoka-birth.com/ →HPリニューアルしてURLが変わりました ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■