┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃松が丘助産院メールマガジン Vol.49 (2018/01/30) ┃発行者:松が丘助産院 宗 祥子 ┃https://matsugaoka-birth.com/ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 松が丘助産院をご利用のみなさま、 「あけましておめでとうございます」をいうにはちょっと遅いのですが、 せめて1月中にご挨拶をしたいと思い、メルマガをお届けします。 11月末にスタッフにかいてもらった原稿を発行していないという、 怠慢な状況申し訳ありません。遅ればせながらお届けします。 年末年始お産が続き、料理スタッフの年末年始のお休み中、 ずっと料理もしていた院長、宗です。お許しください、 ┼─ メニュー ──────────────────── │@ 11月の松が丘助産院 │A 年末年始の松が丘助産院 │B スイス人マガリさんの感想文 │C イベントのお知らせ │ 1)「中野のこどもを中野のみんなで育てよう!」 │ 2)ドゥーラ協会プレ講座 ┼─────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ @ 11月の松が丘助産院 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以下漆谷助産師が11月の状況をかいてくれました。 11月は4キロを超えるベビーも誕生していますが、 生まれた赤ちゃんは4人でした。 ☆☆☆☆ 松が丘助産院ではお産だけでなく産後入院の受け入れもしています。 11月はお産が少なく本来なら穏やかなはずの助産院も産後入院に 来てくださる方々のおかげで常に賑わっています! 中野区の産後事業が始まって三年目になりますが、徐々に入院者も増え、 区外からわざわざ自費で入院に来てくださる方もいるなど、 産後に体を休めることの大切さが少しずつ浸透しつつあるなぁと 嬉しく感じています。 病院ではどうしても行き届かない部分もあり、 不安を抱えたまま退院することも多いのが現状です。 体も疲れてる上に育児の不安や悩みでいっぱいいっぱいになっている お母さんたちを私達スタッフが一生懸命ケアしていきます。 病院を退院された足でそのまま助産院に入院して下さる方が、 助産院に着いた瞬間、「落ち着く〜」と言って下さるのが なにより嬉しいです。 また、お母さん達の一番の悩みである授乳についても一人一人の ペースに沿って必要なアドバイスを必要なときにできることで 多くのお母さん方が不安を解消され自信を持って退院していかれます。 せっかくの楽しく幸せな母乳育児ライフもスタートでつまづいてしまうと その後もガタガタに、、、。 そんなことにならないように、最初が肝心。 産後はしっかり体を休め無理しないようにしましょう。 松が丘助産院に来て頂ければ私達が精一杯ケアさせて頂きます。 体も心も癒されて楽しい育児ができるように 私達スタッフはいつも願っています! 文責 漆谷美津子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ A 年末年始の松が丘助産院 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさま、こんにちは。助産師の平田です。 1月も半ばを過ぎて、寒い日が続きますね。 今年の年始はみなさまどのように過ごされましたか? 松が丘助産院では年末から4件のお産が続き、 (特に宗さんが)大忙しの年末年始となりました。 トップバッターは12月30日にご出産されたOさん。 4回目のご出産で、上の子のお世話でお疲れだろうし、 ゆっくりのお産かな・・・ とのスタッフの予測を裏切り、到着して1時間でのスピード安産! どんどんお産が進んで、1回1回の陣痛の様子が違うので、 ご本人も『気持ちと身体がついていかない!』とおっしゃりながら ご出産されました。 ご家族みなさまに囲まれてのとても素敵なお産でした。 お産後に3番目の男の子が完全に拗ねてしまっていたのが、 ほほえましかったです。 そして1月1日未明にも経産婦さんのお産がありました。 水中出産をご希望のSさん。この方もとてもスムーズな経過で、 助産院にお越しになってから1時間後にはもうプールに入られ、 そこから1時間あまりで3500gちかくの立派なお子さんを 水中でご出産されました。 次が初産婦のMさん。 Mさんは本当にがんばって、丸2日かかって元気なお子さんを ご出産されました。 Mさんのお産は、子宮の入口がかなり開いた後に陣痛が 弱くなってしまい、たまたま連絡がついて1月3日から(!)来て くださった鍼灸の先生に、文字通り頭の先からつま先まで鍼を打って もらってのお産となりました。 陣痛が弱まってしまった時は、 スタッフも、もしかしたら松が丘でのお産は難しいかも・・・ と覚悟したのですが、鍼のパワーで陣痛も再び強くなり、 今回改めて鍼の凄さを学びました。 そして年始最後のお産はフランス人のIさん。 お子さんが3600gと大きく、最後なかなかスムーズに赤ちゃんが 出てこなかったのですが、色々と体勢を変えつつ、 最後は椅子に座って無事にご出産されました。 お産の間も、産後も旦那様が寄り添って、いつもIさんとお子さんに 優しい言葉をかけていらっしゃったのですが、 フランス語がわかる宗さんいわく、いろんな表現で 『わたしの愛しい人』と呼びかけていたそうです。 さすが日本人とは全然違う文化ですね。 そして外国人のお産が続きます。 1月14日にもアイルランド人のFさんがご出産されました。 初産婦さんだし、少しゆっくり進むのではないか・・・ というスタッフの予測を超えて、 なんと助産院に到着してから30分あまりでご出産されました。 経産婦さん並のスピード出産です。 破水した、とのことで来院していただいたのですが、 あのまま破水してなければ急に自宅で動けなくなっていた 可能性もあり、本当に破水してくれてよかったです。 出血が多かったり、ちょっと冷や冷やしたお産もありましたが、 赤ちゃんもママも元気で順調なお産が続いています。 本年も松が丘助産院をどうぞよろしくお願いいたします。 文責 平田明日香 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ B 古田マガリさんのお産   2016年8月27日ご出産 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ スイスのご出身で日本人のご主人とご結婚されています。 母国語はフランス語ですがとっても日本語がお上手です。 日赤医療センターでオープンシステムをご利用されて、 産後すぐに松が丘助産院に帰ってきてくださいました。 最近お産の時のご感想を送ってくださいましたのでご紹介いたします。 フランス語の後日本語でご紹介いたします。 (尚、フランス語表記が正しく表示されない点がありますが、ご了承ください。) Mon accouchement avec So Sensei Lorsque j'ai appris que j'etais enceinte, un ami osteopathe m'a tout de suite conseille la maison de naissance “Matsugaoka”. Au debut je souhaitais voir pour accouchement a la maison, et je ne connaissais pas trop le concept des maisons de naissance. Mais quand je suis allee la premiere fois, avec mon mari, j'ai tout de suite ete dans un cadre rassurant et familial. Pour moi qui suis eloignee de ma famille, et qui n'aime pas les hopitaux, cela a eu un grand impact sur moi et sur mon idee de l'accouchement. Malheureusement, suite a une intervention sur le col de l'uterus effectuee quand j'avais 21 ans, le medecin a refuse de me laisser accoucher en maison de naissance ou meme en ≪open system ≫. J'etais absolument frustree de cette decision arbitraire car j'avais une entiere confiance en So Sensei et en mon corps. J'ai neanmoins choisi de faire le suivi dans le cadre rassurant de Matsugaoka. Pleins de precieux conseils et d'informations tres importantes ont pu m'etre offertes comme outils pour ma grossesse et l'accouchement a venir. Les autres services a cote comme les massages, les dejeuners avec d'autres mamans, les cours d'accouchement... Ce fut un tout qui m'a permis de poursuivre une grossesse sereine. Et contrairement aux hopitaux, ou l'on pratique une echographie par rendez-vous ce que je jugeais excessif, Matsugaoka ne se contente que d'ecouter le c?ur et de controles tactiles. J'ai malheureusement ete hospitalisee dans mon dernier mois de grossesse, selon moi de facon un peu arbitraire, pour des contractions de braxton hick un peu trop rapprochee et une eventuelle crainte d'accouchement premature. J'ai beneficie de l'excellent soutien de So Sensei durant tout mon hospitalisation, ce qui fut inestimable pour moi qui etait dans une detresse morale tant je suis stressee en milieu hospitalier. J'ai pu quand meme avoir un avantage grace a cette situation ; le gynecologue qui me suivait n'etait pas contre le fait que j'accouche en ≪ open system ≫ a condition que je passe la 37 eme semaine. Je suis rentree a la maison et j'ai pu avoir une fin de grossesse sereine. So Sensei venait a mon domicile pour les examens de routine. La date du terme est passee, et c'est le probleme inverse qui pouvait se poser. So Sensei m'a recommande un acupuncteur et j'ai pu trouver un rendez vous en derniere minute. Le soir d'apres vers 21h je commencais a avoir des contractions, je me suis rendue a l'hopital a temps, tout en suivant les conseils de So Sensei au telephone. L'accouchement a ete rapide, les contractions tres fortes et So Sensei etait d'une efficacite remarquable. J'ai accouche d'Ayana, un peu avant 4h du matin le 27 aout 2016. Tout s'est bien passe, malgre la douleur. Le soir du 27 j'ai demande a aller directement a Matsugaoka. Apres beaucoup de negociations et avec beaucoup d'insistance, le pediatre nous a laisse partir. Une fois arrive a Matsugaoka, ce fut comme dans un reve. J'avais l'impression d'etre un peu a la campagne. Tout le monde etait vraiment aux petits soins, les repas etaient delicieux. Ces premiers moments avec ma petite fille n'auraient pas pu se passer mieux. Le demarrage de l'allaitement fut tres difficile mais ca n'aurait jamais ete possible de poursuivre sans la precieuse aide de So Sensei et son formidable staff. Tout le monde a fait son possible pour soutenir mon desir d'allaiter exclusivement. Et c'est avec beaucoup de gratitude que j'ai pu repartir une semaine apres, avec Ayana, en pleine sante et moi ravie de ces moments magiques passes dans cette petite chambre rassurante de Matsugaoka, ou les repas sont si delicieux que j'en ai la nostalgie. ------------------------------------ 宗先生が付き添った私のお産、 私が妊娠を友人のオステオパシーの治療家に知らせると、 彼はすぐに松が丘助産院の事をすすめてくれました。 最初は自宅出産をしたいと思っていました。 助産院というものをあまり知りませんでした。 (ヨーロッパでは、病院か自宅かの選択肢はあるが、 日本の助産院というものの存在は非常に少ない) でも初めて夫と松が丘助産院を訪れたときに、 病院が嫌いな私はその暖かで家庭的な雰囲気がとてもきにいりました。 普通の家のような、 こんな場所で出産できるということにとても驚きました。 しかし残念なことに、 助産院でのお産について説明を聞いていくと、 21歳の時の子宮頚部の手術を行っていることから、 助産院のお産は無理であること、 場合によっては日赤医療センターに、 松が丘助産院の助産師が出向いてお世話するオープンシステム での出産すら難しいかもしれないことがわかりました。 この手術は5年前の事であり、現在はとても健康ですし、 宗先生の事もとても信頼しているのにこういった決まり事は とても不当に感じましたし、私にとっては本当にストレスでした。 でも、穏やかで安心できる松が丘助産院で健診を受けることは できました。 助産院での貴重なアドバイスや情報はどれも重要でお産に とって役立つものでした。 併設の治療室のマッサージや、 ほかの妊婦さんと一緒にお昼ご飯を食べたり、 産前のクラスなどは、 どれも妊娠生活を安心して過ごすために役立ちました。 それに比べて病院での健診は、 助産院では赤ちゃんの心音を聞くだけなのに比べ、 毎回超音波を使いひどく医療的な感じがしました。 そしてとても残念なことが、 臨月に入る前の月に起こってしまったのです。 もしかしたら早産になるかもしれないような前駆陣痛が起こりました。 切迫早産のために入院をしなければなりませんでした。 病院の中で悲嘆にくれていましたが、 宗先生がお見舞いに来てくれて本当に素晴らしいケアを してくださいました。 そしてもし37週まで妊娠が継続できれば、 オープンシステムでお産ができると産科医が言ってくれました。 そして退院することが出来、 妊婦健診には宗先生が自宅まで来てくださったのです。 臨月までちゃんと赤ちゃんはおなかの中にいてくれました。 するとなんと予定日を過ぎて今度は早く産まなければならないという、 それまでと逆の状況になってしまいました。 宗先生は陣痛を起こすために鍼治療をすすめました。 その治療を受けた夜の9時に陣痛が始まり、 宗先生の電話での指示に従って病院に入院しました。 お産は思った以上にどんどん進んで、 陣痛はどんどん強くなりました。 宗先生がついていてくださり、とても心強く感じました。 そしてなんと朝の4時前に宗先生の介助であやなが生まれました。 すべてが順調にいきました、 もちろん陣痛はとてもいたかったのですが、、、 そしてその日の夕方には松が丘助産院に帰ってきました。 本当は2日後に病院から助産院に移れることになっていましたが、 強く、しつこく夫に交渉してもらいました。 結局小児科医が許可してくれました。 松が丘助産院に着くと本当にホッとしました。 まるで田舎の別荘にでも来たような感じでした。 スタッフのみんながやさしい気配りをしてくれ、 ごはんが何よりおいしく、 小さな娘と最初に過ごすには無くてはならない場所でした。 母乳を上げることは思ったより難しく、 宗先生やほかの助産師さんたちの助けがなければ 決してうまくいかなかったと思います。 みなさんが私の母乳だけで育てたいという思いを 尊重してくださいました。 そして1週間心休まる松が丘助産院に滞在し貴重な時間を 過ごすことが出来、 元気なあやなと一緒に退院できたことを心から感謝しています。 特に松が丘ご飯はおいしくて、 今でもとても懐かしさを感じています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ C イベントのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽───────────────── 1)「中野のこどもを中野のみんなで育てよう!」   2月3日 14時から 中野桃花小学校・体育館 ─────────────────△ 私のほしい子育て支援・私のできる子育て支援 中野区の民間団体の活動と、現場で活動する人の話を聞いて、 切れ目のない子育て支援を一緒に考えませんか? 第1回 〜地域でつながる!〜 中野の子どもを中野のみんなで育てよう! 親の病気や事故で、急に子育ての担い手が不足して起こる 「子育てクライシス」。 中野区で利用できるサービスを知って、 家族の「明日」をハッピーに守りませんか? お申込みはこちらから! URL:https://goo.gl/21VbwY ▽───────────────── 2)ドゥーラ協会プレ講座   2月7日 13時から 築地明石町オープンアカデミー ─────────────────△ 「産後ドゥーラ養成講座」とは、 出産前後の女性に寄り添い、 子育てが軌道に乗るまでの期間、 日常生活のサポートをする「産後ドゥーラ」を養成する講座です。 これまでに「産後ドゥーラ養成講座」を 修了された方は全国に300名弱。 赤ちゃんを産んだ女性が大切にされる社会になるよう、 全国各地で「認定産後ドゥーラ」が活躍しています。 これまでのご自身の経験や資格、特技を生かして、 あなたの街の産後ケアの充実に向けて、 一歩を踏み出してみませんか? ▼お申込先: https://goo.gl/forms/plshImndL6erbivE2 -- 配信停止は下記フォームより、 上の行の「解除する」を選んで操作して下さい。 http://ur0.pw/uiae ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 松が丘助産院 院長 宗祥子 matsugaoka-j@par.odn.ne.jp https://matsugaoka-birth.com/ →HPリニューアルしてURLが変わりました ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■